最近、「翔んで埼玉」を観て来ました。グンマーが何故秘境なのかの理由が分かりました(嘘です)。
其れで、と云う訳でも無いのですけれども、自転車とも少し関連しますし、思い出しましたので書いてみます。
以前、筑波山系の尾根幹縦走路を紹介する記事
( https://www.franz-kafka.work/entry/tsukuba_jyuusou ) を書いた時に、茨城は栃木に勝てない部分が在る、と言いました。
正直なところ、以前は、
(同じ北関東だし、同じ魅力最下位争いだし、訛りもそっくりだし、どうせ似たような田舎同士でしょ?)
と思って居りました。
確かに、日光や那須の様な雄大な雪山も、国際的な観光地日光も、サイクルロードレースや市内の充実した自転車通行帯も茨城には在りませんが、ロードバイク的にも、一般的な観光地的にも、筑波山や霞ヶ浦もあるし、笠間稲荷や鹿島神宮も袋田の滝も、コンテンツ的には色々在ると思うのです。
けれども、地味ですが圧倒的、決定的に劣って居る部分が一点、茨城の観光地にはあると思います。
其れは駐車場です。
え?其れだけ?髙がそんな事?と、思われるかも知れませんが、別に数が足らないとかそんな事では無いのです。
僕は過去に笠間稲荷や鹿島神宮、水戸の偕楽園等に今は亡くなった母や当時の彼女と行った際、何れの観光地も、ハイシーズンと云う事もあり駐車場の誘導員さんが立ってくれて居ました。其の誘導員さんが「おいでおいで」して下さるので、言われるが儘に駐車して
(混んでたけど何とか駐車出来て良かった良かった。誘導員さん有り難う御座います!)
等と、思って居ると、其の誘導員のおじさんおばさんが運転席の窓に近寄って来て、
「はいっ!」
と、右の掌を出して来ます。
何の事は無い。要は近所の商店や農家のおじさんおばさんが、良い立地にある自分ちの空き地を勝手に(なのか、許可は取ってあるのかは知りませんが)ハイシーズンだけ臨時駐車場にして、自分達の小遣い稼ぎをして居るんですよ⋯⋯。そして其う云う空き地が観光地の周囲には複数在るので、自分ちの敷地に駐車させようと素人誘導員のおじさんおばさんによる観光客大誘導合戦大会なんですよ。
然も、一時間1000円とかの超絶ぼったくり価格で。
どうと云う程の事でも無い小さな事かも知れないけれど、こんな発展途上国の物売り(発展途上国の物売りの皆さん、ごめんなさい)みたいな事をして居てはですね、幾らコンテンツが素晴らしくても、不愉快さだけが残ってしまい、とても感動なんて出来ないと思うのです。
そして内心、
(もう二度と来るか!)
と、思ってしまう訳です。
茨城でそういうのが無かったのは、僕の行った範囲内で思い付く所だと、下妻市の大宝八幡宮様とか、ツールドつくばのスタート地点の平沢官衙遺跡とか位かな?
其の点栃木に来て気付いた事はですね、第3セクターにしろ公立にしろ民間にしろ、そういった変な事が今の所一切無くて、何処も半日〜一日中停めても数百円レベルの普通の駐車場が充実して居るんです。
これならば、一日中気持ち良く観光した後でですね、
(今回は全部観て回れなかったけれど、又誰かと来て、今度はあっちの方も行きたいな。其れともホテルとかに泊まってゆっくり観て回るのも良いな⋯⋯)
とか、リピートにも繋がるし、感動も残ると思うのですよ。
まあ、茨城でもロードバイクの走行スポットの駐車場は、何処も概ね無料駐車場が殆どですので、其処は有り難い所なのですが⋯⋯。
茨城も最近頑張って居るので盛り上がって欲しいのですが、こうした部分は潰していった方が観光客的にも印象良いと思うのですが、如何ですかね?
少し前にニュースになった茨城県庁の「水戸はダメだな。死ね!」と言って居た営業戦略部の部長さんとか見てくれてませんかね? 笑
あ、今回のお話しと少し関連して、土浦の自転車プロジェクト、僕がカスイチショート90kmを回ってみた結果、もう少し初心者フレンドリーの方が良いのではないかな〜、成功するんじゃないかなぁ〜⋯⋯と感じたお話しも今度書いてみますね。